iPhoneアクティベート方法

iPhone・iPadを初期化して使おうと思った時や、オークションで購入した端末や、家族、友人から譲ってもらった中古のiPhoneを使用するとなった時はアクティベートしなければなりません。
・・・ン?「アクティベート」?「アクティベート」って何?という方の為にアクティベートについてご紹介します。

目次

1,アクティベートとは?

iPhoneを使い始めるには「アクティベート」という利用開始設定が必要です。その利用開始設定することを「アクティベーションする」と言います。


通常であればショップの店員さんが設定してくれて渡されたりするので、知らない方も少なからずいらっしゃるかもしれません。初期化して改めて使おうとなった時が初めてで「iPhoneの設定ってどうしたらいいの?」というユーザーさんもいらっしゃるかもしれませんね。

設定項目はいくつかありまして、言語の選択やインターネット・Wi-Fiの設定、位置情報(GPS)、AppleID、iCloud、Touch ID、パスコード、Siri、画面表示サイズ、iPhone7からはホームボタンカスタマイズなどの設定を行っていただきます。iOSのバージョンや、新機種での新しい設定項目などあるかもしれませんが、後から設定の変更も可能ですし、最悪、また初期化して設定すればいいので分からなければ「後で設定する」を、もしくは適当に設定しておきましょう。

2,アクティベートの時に必要なもの

キャリア(docomo・au・SoftBank)で契約・購入された端末は、契約されたキャリアのSIMカードの読み込みが必要で、各キャリアのSIMカード、もしくはアクティベート用のSIMカードがないとiPhoneが使えるようになりません。

例えば、docomoで購入した端末はSIMフリー化していないとdocomoのSIMカードでないとアクティベートできません。

もっと言えば、SoftBankで買ったiPhoneを壊してしまい、SIMカードは使えるからといって、譲ってもらったSIMフリー化していないdocomoやauと言った他社のiPhoneにSoftBankのSIMカードを挿しても使えるようにはなりません。

このような電話会社がかけているロックをSIMロックといいます。

3,SIMカードとは

SIMカードはスマホやケータイ、タブレットなどのモバイル端末でデータ通信や音声通話などを行うために必要なICチップカードのことです。3GやLTEといった電波を使ってデータ通信や音声通話するには、このSIMカードがなくてはなりません。SIMカードには電話番号など契約者情報が記録されており、利用者を特定する役割も果たしています。スマートフォンや携帯電話にとって、SIMカードはいわば身分証明書のようなものです。

SIMカードを挿す事によって契約した電話番号と契約されている電話会社のインターネット回線が利用出来るようになり、カードを介して携帯電話会社は利用者を特定し、料金を請求することができる訳というです。

ちなみに、「SIM」という名称は、Subscriber Identity Module(加入者識別モジュール)の略です。

4,アクティベートの注意点1:SIMロックとは

各携帯キャリア(docomo・au・SoftBank)はiPhoneなどの端末をお客さまに販売する前に、自分の会社が販売した端末と発行したSIMカードが一致しなければ使えるようにはならないロックをかけて販売しています。

これまで私たちは通信回線と端末をセットで各携帯キャリアと契約していました。キャリアから販売された端末には、そのキャリアの契約のSIMカードしか受け付けないというプロテクト(鍵)が掛かっています。この端末販売とSIMカードを発行する携帯会社を一致させる仕組みがSIMロックです。

なぜそのようなSIMロックといったルールがあるのかというと、電話会社が顧客を他社に逃げられないようにして、顧客の囲い込みが容易とする為です。現在は行政である総務省の指導で端末のSIMロックの解除も一部の対象機種、且つ条件付きでできるようになりました。

5,アクティベートの注意点2:アクティベーションロックについて

アクティベートの際やソフトウェアのアップデート後に「アクティベーションロックがかかっています」と表示された場合に関してご説明します。

SIMロックは電話会社がかけているロックですが、それとは別にアクティベーションロックというものがあり、これはiCloudからのロック機能になります。万が一、紛失や盗難にあった際にパソコンなどを用いて遠隔操作で中身を見れないようにロックしたり、紛失した端末にメッセージを送る事などができます。iCloudにサインインしている状態でiPhoneやiPadの「設定」から→「iCloud」→「iPhone(もしくはiPad)を探す」というのがオンになっていると機能します。

但し、この「iPhoneを探す」という機能がオンのままリセット(初期化)をかけると、アクティベートの際にアクティベーションロックがかかり、ロックを解除しないとiPhoneが使えるようになりません。

アクティベーションロックを解除するにはAppleIDとパスワードが必要になります。AppleIDとパスワードどちらか、もしくはどちらも分からないという場合はアップルサポートに連絡をするようになりますが、本人が設定時に決めた秘密の質問に答えて頂かないと解除が出来ません。設定された本人がIDやパスワードを忘れてしまった場合や、オークションなど購入した端末だと設定した本人と連絡が取れない場合ですと解除する事はできませんので諦めましょう。

アクティベーション方法

6,まとめ

iPhoneのアクティベートについてとアクティベートする際の注意点についてご紹介しました。特に、iPhoneなどスマートフォンや携帯の端末には各電話会社が端末に設定している「SIMロック」と、iCloudからの「アクティベーションロック」という2点に関しては使用開始時に当たって特に注意すべき点です。通常使われている時はアクティベートといった初期設定に触れる機会はないかと思いますが、iPhoneが壊れてしまった際に他の端末を使おうとなった時や、中古のiPhoneやiPadの購入の際に自身でアクティベートが必要になった時の参考にして頂ければと思います。