iPhoneのバッテリーの残量不良に関するトラブルは年々増えている一方で、大きく分けて二種類のトラブルがあります。
状況に応じて対応することによって、改善される場合があります。
目次
- 1,このような不具合でお困りではありませんか?
- 2,なぜこのような不具合が起こるのか?原因まとめ
- 3,iPhoneバッテリー残量表示不良時の対処法
- 4,iPhoneバッテリー膨張時の対処法
- 5,iPhoneバッテリー交換のタイミング
- 6,まとめ
1,このような不具合でお困りではありませんか?
- 充電をしているのにバッテリーの残量が増えない。
- 通常使用中にバッテリーの残量が減らないのに突然電源が落ちる。
- 使ってもいないのに見る見る残量が減って行く。
- iPhoneを充電中に本体が熱くなる。
- 画面をタップすると表示が滲んだようになる。
- 表面のガラスが浮いてきている。
2,なぜこのような不具合が起こるのか!?
まず考えられる原因は、ソフトウェアの不具合、もしくはバッテリーの故障が考えられます。iPhoneのバッテリーにはICチップが入っており、このチップが故障の原因を巻き起こしているという可能性があります。マザーボード(本体基盤)の不具合も考えられますが可能性は低いかと。
画面のタップ時に画面が滲んだようになるのはバッテリーが膨張し、液晶パネルが圧迫されそのような現象が起こります。ガラスが浮いてくるのもバッテリーの膨張が原因で浮いてきています。
バッテリーが膨張してしまうと、iPhoneの本体の中でバッテリーが圧迫されてしまい、バッテリーに内蔵してあるチップが故障してしまう事があります。
ソフトウェアの原因ではiOSの問題が大きく、チップの問題であれば経年の老化などが原因です。iPhoneのバッテリーはリチウムイオンバッテリーを使用しており、交換のタイミングは使用頻度によって異なりますが1年から2年と言われています。
バッテリーの膨張は過充電が主な原因で起こる事があります。通常の充電ではガスが発生しても電解液で吸収され膨張する事はあまりありませんが、過充電を行う事によって大量のガスが発生し、電解液での吸収ができず溜まってしまい膨張してしまいます。例えば、充電器に接続したまま長時間使用したりすと起こりやすいです。
3,iPhoneバッテリー残量表示不良時の対処法
-
3-1.再起動を行う
スリープボタン(iPhone上部のロックを行う箇所)とホームボタン(iPhone下部にある丸い戻るボタン)を起動中に同時に押し、押したまましばらく待つ。
電源が落ち、再起動(アップルマークが表示)すれば2つのボタンから手を離す。iPhoneのソフトウェアを強制的に再起動することよって、一時的に起きている不具合が解消され改善される場合があります。
iPhone強制再起動方法 -
3-2.復元を行う
iTunesを起動しパソコンとiPhoneをケーブルで繋ぎ、「iPhone復元」をクリックして復元を行う。
iTunesでiPhoneを復元する方法iPhoneのソフトウェアを一度リカバリーし、最新のiosソフトウェアに入れ替える事によっって不具合が改善される場合があります。
-
3-3.バッテリー交換を行う
上記作業でも改善されない場合は、バッテリーの故障も考えられますので、メーカーやiPhone修理業者などにご相談下さい。
強制再起動または、復元でも改善されない場合は、iPhoneのバッテリーに内蔵されているチップ自体が故障している可能性が高く、バッテリー自体の交換が必要な場合があります。
4,iPhoneバッテリー膨張時の対処法
iPhoneのバッテリーが膨張してしまったら早めのバッテリー交換をおすすめします。そのまま使用し続けると本体内部で破裂してしまい大変危険です。
膨張したまま使用を続けると、表面のガラスが浮いてきたり、最悪の場合ガラスが破損してしまいます。こうなってしまってからでは高額な修理料金が掛かってしまう事がありますので、出来るだけ早く交換することをおすすめします。
すぐに修理できないという方は、過充電を避け、なるべくバッテリー残量が0%になるまで使い切ってから充電を行うようにするなどして下さい。
バッテリーの膨張は過充電が主な原因で、充電と消費のバランスが崩れる事によって大量のガスが蓄積してしまうため、充電中に長時間の使用を避けることによってバッテリーの膨張を事前に防ぐ事が出来ます。
しかし、一度膨張してしまったバッテリーは、過充電を避けても直る事はありません。従って、一度膨張したバッテリーは交換する以外改善策はありません。
5,iPhoneバッテリーの交換タイミング
iPhoneに使用されているリチウムイオン電池は消耗品であり、充電、放電を繰り返すことにより消耗していきます。
その為、消耗をなるべく抑える充電方法として、半分程度(50%)使用したら充電を行い、こまめな充電を行うことでバッテリー老化を防ぎます。
○ 100% → 50%消費 → 充電
X 100% → 0%消費 → フル充電
※こまめに充電を行う場合は、充電中にバッテリー消費の多い操作(アプリ、電話)などは控えましょう。充電中にバッテリー消費を行うことで上記のようにバッテリーの膨張の原因になります。
iPhoneのバッテリーはフル充電サイクルを約500回程度行うことで、バッテリー全体の7割から8割程度老化してしまい、毎日フル充電を行うと約1年半程度で交換時期が来ることになります。
6,まとめ
iPhone自体も年々進化していますが、その一方でバッテリーには大きな負担が掛かっていることになります。充電は毎日する作業でもありますので、正しい知識をもって事前に故障を防ぎましょう。万が一、iPhoneのバッテリーが残量表示不良を起こしてしまった時や、膨張してしまった時は、当店までお気軽にご相談下さい。