iPhone水没対処法

iPhoneが水没してしまい、以下のような症状でお困りではありませんか?

  • 電源が入らなくなった
  • 画面は映るがタッチが効かない
  • 充電が出来なくなった
  • 音が出なくなった

などなど、症状はたくさんあると思いますが、そんな時の対処法について知っておきましょう。

また、アップルやキャリアの保険に入っているが、バックアップを取ってなく、データを取り出したい方などに有効な対処法をご紹介します。

iPhoneの水没はいつ何処で起こるか分かりません。その為、水没してしまった時に適切な対処を行なう事で、復旧する可能性が劇的に増えます。

まず、iPhoneが水没してしまった時に、何をしていいのか?何をするといけないのかを知る必要があります。

目次

1,なぜ水没すると壊れてしまうのか?

iPhone6水没修理前1

iPhoneにはそもそも水没時の防水機能はありません。その為、水没してしまうと本体内部に水分が侵入し、電子回路をショートさせてしまったり、腐食により通電を妨げたりすることによって、iPhoneは水没してしまうと壊れてしまうのです。

1-1,ショートはなぜ起こるのか?

iPhoneショート

通常iPhoneが水没するタイミングは使用中に誤って落としてしまうケースが多いため、使用中=通電中ということになり、電子回路に水分が接触するとスパークが発生し、ショートしてしまいます。水には一般的にイオンが含まれており、電子が運ばれる事によって通電を起こしてしまいます。

1-2,腐食はなぜ起こるのか?

iPhone腐食

腐食とはサビであり、電子回路部分に水分である、イオンが接触することによって、酸化が発生しサビてしまいます。腐食はショートと異なり、通電中にショートを起こすと、何かしら不具合が発生するので気づきやすいが、腐食は徐々に進行し、やがて通電を妨げます。

2,水没時の対処法

水没時できる対処は大きく分けて3つのパターンがあります。人それぞれ目的が異なりますので自分にあった目的から対処法を選びましょう。

2-1,iPhoneの修理店に依頼する

バックアップが取れていなく、データをそのまま修理したい場合に有効であるが、修理料金が掛かる上に水没修理の場合は絶対になおるということではないので注意しよう。但し、保険に入っている場合、修理後は保険の対象外になる場合があるので気をつけましょう。

2-2,保険で交換を行う

Appleやキャリヤの保険を使って交換する場合は、本体交換なのでバックアップが取れていない場合は、データがなくなります。

2-3,自分で応急処置を行う

データを残したいけど、iPhoneの修理店にお願いすると、保険が使えなくなる。と言う方には有効な方法である。しかし、時間が掛かる上に対処法を間違えると復旧しなくなる事があるので注意!

2-4,水没時の対処方法比較

上記3つのパターンの対処別に比較をしてみます。iPhone修理店の場合はお店によって設定料金が違うので、事前に確認しましょう!

※また、Appleの保険に関しては『水没』は保証の対象外となるようです。機種によって交換料金は異なります。

保険で交換 修理店に依頼 自分で対処
データ復旧率 0% 平均65% 40%
修理料金 約38,800円 平均5,000円 0円
本体復旧率 100%(交換) 平均65% 約50%
所要時間 約1時間 約2時間 約1週間

3,自分で対処する場合

水没してしまった時に以下の対処をすることによって復旧率を上げることができます。水没時には応急処置こそが復旧率のアップにつながりますので、必ず以下のことを行いましょう。

しかし、以下の方法は時間が掛かってしまうので、急ぎの場合はiPhoneの修理店などを利用すると早いし、確実なので是非相談してみましょう。

3-1,電源を直ちに切る

多少の水濡れであっても、ショートしないようにまずは電源を切ります。

3-2,付着した水分を拭き取る

ティッシュなど吸水性の高いものでiPhoneに付着した水分を拭き取りましょう。イヤホンジャックの差し込み口や充電器の差し込み口なども、ティッシュなどでコヨリを作ってしっかり水分を吸い取りましょう。

3-3,SIMカードを取り出す

iPhoneの側面にあるSIMトレイを取り出し、SIMカードを取り出します。こちらもティッシュなどで水分を拭き取りましょう。

SIMカードの取り出し方がわからない方はこちら

3-4,乾燥剤に入れて乾燥する

iPhone乾燥剤

あとは乾燥剤と一緒にiPhoneをジップロックなどに入れて約一週間程度乾燥させます。

こちらの方法は簡易的な対処法ですので時間が掛かってしまいますが、焦ってiPhoneの電源を付けてしまうと、万が一iPhoneの内部に水分が残っていた場合、ショートしてしまうのでじっくり時間をかけて乾燥しましょう。

4,水没時にしてはいけないこと

水没時にはしてはいけないことがあり、してしまうと復旧率を低下させてしまうので以下の事はしないように気をつけましょう。

4-1,iPhoneを振らない

水没時に付着した水分や内部に侵入した水分を振り出そうとしてはいけません。振る事によって内部に侵入した水分は本体内部全体に回ってしまい、一部しか濡れていない場合も状況を悪化させてしまう場合があります。

4-2,電源を入れようとしない

水没直後は電源が切れていても絶対に電源を入れないようにしましょう。充電器に接続したりして電源を入れてしまうと電流が流れて内部でショートを起こしてしまい、最悪、電源投入が致命的ダメージとなり復旧しなくなる場合があります。

4-3,無理に乾燥させない

慌ててドライヤーなどの温風で乾燥させてしまうと、腐食の進行を早めてしまい内部の電気回路が通電しなくなります。

5,応急処置によって復旧した場合

復旧した場合は、早めにバックアップを取りましょう。応急処置の場合、一時的に復旧してもまたダメになってしまう場合があります。また、そのまま問題なく使えることもありますが、時間の経過とともに突然壊れてしまう場合があるので、そのまま使用する場合は十分に気をつけましょう。

iPhoneからiTunesにバックアップする方法

6,復旧しなかった場合

自分で対処してみたが、復旧しなかった場合でも、データが諦められない方は一度、諦める前に修理店に相談するのも良いかもしれません。実際に復旧した例もありますので。

また、データはもう諦めるけど、とにかく使えるようにでもしたいという方は、iPhoneの復元を行なってみるのもありです。

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7,まとめ

大きく分けて3つのパターンがありましたが、それぞれ目的に合わせて対処するといいかもしれませんね。

そして、復旧率は水没後の対処方法で変わってきますので、十分に気をつけて対処しましょう。